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2005/02/26

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予言の守護者
今日、本屋を覗いてきた。
24日に発売された
「ベルガリアード物語 予言の守護者」の新装版を見るためだ。
気に入ったら購入しようと思っていた。
待ちに待った復刊!ということで、非常に期待していた作品である。
だが、想像していたのとちょっと違った。

まず、表紙のイラストが大きく変更していた。
前作のイラストは、それはそれで味のあるものだったが、この物語を飾るにふさわしいと言えるものではなかった。
だから今回は「修正してくれるだろう」、そう期待していた。
しかし、発売されたものはライトノベルのような軽いイラスト…

残念な気持ちでいっぱいである。

購買層を考えると止むを得ないのかもしれない。
確かに若い頃は、イラストに魅かれて本を購入することが多かった。
時代が変わってもそういった傾向は同じように存在するんだろう。
だから、人気(?)のイラストレーターに白羽の矢が立った。
そういう事だ。

しかし、この物語の価値を考えた時、もっと幅広い層に支持されるものであって欲しかった。
「指輪物語」や「ハリーポッター」、最近であれば、中公文庫の「デルフィニア戦記」のシリーズのように…
でも、まあ、しょうがない。
「これがいまどきの傾向なのだろう」
半ばあきらめながらページをめくった。

文字が大きくなっている。

予想しておくべきだった。
最近の早川は大きな文字に変更しているんだった。
「グイン」だってそうじゃないか!
これも、読書人口が減少している影響なんだろう。

さらに良く見ると訳も変わった。
宇佐川晶子さんの翻訳は変わらないのだが、どうやらかなりの手が入っているようだ。
表現が簡潔に、わかりやすくなっている。
読みやすくなったいうことなんだろう。
だが、代償として物語の重厚さが損なわれているように感じてしまう。
物語の魅力はもちろん変わらないのだけど、さびしいことだ。
こんな風に感傷的になってしまうのは、ボクが年を取ったせいなのか?

どうやら、今回の新装版は買う必要は無いようだ。
本棚をひっくり返して探してこよう。
すでに何度も読み返して古くなってしまっているが、昔を懐かしんで本を繰ることにしよう。
中身は永遠に古くなることは無いのだから…

でも、初めて読もうとする「あなた!」
その選択は間違いじゃないよ。保証する。

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コメント

おや。訳者が同じなので訳文も同じかと思っていたら、手が入っていたのですね。
前の訳文も、「もちょっと重厚でも」と思っていたので、あれよりさらに軽くなっていると言われると、購買欲が失せてしまいますね(^^;

投稿: とら | 2005/03/21 16:28

はじめまして
私の方もBlogPeopleに追加させて頂きました。
仰られるように、本にとって表紙やフォントなど重要な要素ですね。
では、今後ともよろしく。dより

投稿: dawn | 2005/03/01 11:39

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